2020/02/01 15:51
街中で目にする洋服の色やアート作品、ふと立ち寄ったカフェやお店に飾られている絵画、
そんな日常の風景の中にあるありとあらゆる色がcocoiroの原点。
今回お話をしてくれたのは、女性らしい繊細な作品が人気のアクセサリーブランドcocoiroのデザイナー三好さん。
2016年にスタートしたcocoiro。
カタチ・イロ・バランスを意識したデザインが人気のアクセサリーブランド。
特に注目されているのが1つ1つ手作業で紡ぎ出されるビーズ刺繍の作品。
常に意識しているという彼女の生み出すビーズのグラデーションや色の組み合わせは、流行に敏感な女性たちからも絶大な支持を得ています。
その華奢な見た目とは裏腹にパワフルに活動されている姿は,
関西のみならず全国から彼女の作品を求めてcocoiroファンがやってくるのも納得。
(最近では東京・渋谷スクランブルスクエア2Fでも商品をご覧いただけます。)
※2020年1/2〜3/31まで
自身の中で「表現したい」と強く思い始めたのは、彼女のお腹に1人娘であるお子さんができた頃。ちょうどハンドメイドブーム真っ只中の時代、簡単にその道筋は開かれました。でも彼女の中ではただの”ハンドメイド”では終わらせたくない焦りがありました。
試行錯誤を繰り返しながらたどり着いた、刺繍ビーズとの出会い。
細かな手仕事は時間はかかりましたがお客様からの反響となって彼女のもとへ返ってきます。
妊娠をきっかけに母としての使命感・そして今後の自分の生き方・仕事として向き合う作家活動など、時間をかけて模索することで彼女の今のスタイルが構築されました。
「1つのことを丁寧に」作品作りの時に心がけるのはそんなこと。
色々な新しいアイデアや情報に惑わされたりする時もありますが、まずは今自分が向き合っているその作品を丁寧に。
1針1針丁寧に。
そんな風に心がけると自然に作品作りも楽しくなるそう。
休みの日はなるべく子どもとの時間を最優先にしています。
娘がやりたい遊び、行きたい場所があればどんなに忙しくても時間を作って叶えてあげたい。
そんな母親としての当たり前の感情は大切にしたいと思っています。
なので少し無理をして仕事に余裕が無くなったり、子どもとの時間に心の余裕が欲しいと思うこともあります。
が、まず第1は子どものこと。
彼女が居てくれることで癒されたり、次の作品作りの励みになることもあるんです。
彼女の作品から感じる女性らしさは、そんなお母さんの包容力や女性としての強さからくるものなのかもしれません。
「去年までは本当に突っ走ってやってきた日々でした、なので今年は本当に自分のやりたいこと、アクセサリーのデザインやさらにその先のことまで勉強しようと思っています。自分自身がさらに心から好きだと思えるブランド作りをしたいです。」
女性の目線で描かれるcocoiroの世界。
優しさと繊細な仕事。
そんなcocoiroの今後の活動も楽しみでなりません。